魚は身、内臓、皮など、たくさんの部位があります。
内臓なども工夫して食べることがありますから、
色々調理法を考えれば、捨てる所はないのでは?
というのが、魚なのです。
目の周り、頭の部分には、血管や皮膚をしなやかに
してくれる多糖体、ビタミンAが非常に豊富です。
かっけという病気はビタミンB1不足からなるのですが、
そのビタミンB1が、この魚の目の周りや頭に
豊富に含まれています。
魚の筋隔という背中の肉の部分には、
カルシウムがたくさん含まれています。
実は魚のカルシウムのうち、骨を除けば、
ほとんどがこの部分に含まれている、ということです。
その量、お肉の2倍から100倍(魚によって違うようです)、
凄いです。
血合の部分を嫌う方は多いですね。
確かに匂いが一番きつい部分で、食べにくい、という
部分かもしれません。
しかし血合には、内臓と同じくらいビタミンが
豊富に含まれている部分です。
タウリンや鉄分もかなり多いので、できる限り、
この部分は残さず食べてほしいです。
内臓は魚によって食べることができるものと、
食べないものがあると思いますが、
皮の下にある内臓には、EPA、DHA、ビタミンDなど、
非常によい栄養素が含まれているのです。